アイドルの活動にも様々なものがありますが、中でも歌はもっとも重要な要素になります。
最近は、アイドルのレベルが年々上がってきていますので、歌に自信がある人もそうでない人も、日々のボイストレーニングが欠かせません。
ライバルに差を付けるために、おすすめのボイトレ方法について紹介します。
自宅でも可能!おすすめのボイトレ方法「リップロール」
ボイトレの一つに「リップロール」という、唇を閉じた状態でぶるぶる音を立てる練習法があります。
子供の頃にふざけてやった経験がある人もいるでしょう。
これは、無理なく声を出すために必要なリラックスを体得するのに、おすすめなトレーニング方法です。
うまく歌おうとすると体や顔が強張ってしまう人も多いと思いますが、その状態ではどうしてもなめらかな声が出しにくくなってしまいます。
そのままでは硬くて通りにくい声になってしまいますし、無理して大きな声を出すと喉を傷める原因にもなります。
リップロールの練習をすることで、口周りや顔の筋肉を緩める訓練になり、ファルセット(裏声)をスムーズに出すことにもつながります。
さらにリップロールが長く続くように息を調整すると、腹式呼吸の訓練にもなります。
唇を震わせながら声を出すようにすると、なお良いです。
うまく唇を震わせられない場合は、最初は両側の口角を指で持ち上げるとやりやすいです。
ボイトレでは自分の音域を知ることが大切
ボイトレに取りかかる前には、是非自分の声の音域を知っておきましょう。
音域というのは音の範囲のことで、特に声の音域を「声域」とも呼びます。
広い音域を持つ人は、狭い人よりも歌いこなせる曲のジャンルやレパートリーが増えるので有利です。
あらかじめ自分が出せる音の範囲を知っておくことで、ボイトレ前後の変化が実感できるので、練習のモチベーションも高まりやすいです。
歌声には、普段会話をする時の「地声」と高い声を出す時の「裏声」がありますが、どちらを出すかで音域が変わります。
ちなみに地声で歌う場合、女性の平均的な音域はmid1G(真ん中の「ソ」の音)~hiC(高い「ド」の音)の1.5オクターブほどです。
男性は、lowG(低い「ソ」の音)~midA(真ん中の「ラ」の音)の約2オクターブだと言われています。
オクターブというのは「ドレミファソラシド」という8つの音階をセットにした単位のことですが、音域が広い歌手は、裏声を含めて4~5オクターブの音が出せるとも言います。
しかしそれも日頃からの絶え間ない練習のたまもので、訓練をやめてしまうと、せっかく広がった音域は再び狭くなっていきます。
トレーニングを続けて結果を出すためには、音域の広がりを把握することが大切なのです。
音域を広げるおすすめのボイトレ方法とは
ここでは、音域を広げるためのボイトレ方法とトレーニングにおすすめなボイトレ動画を紹介します。
簡単なボイトレ方法
無理なく伸びやかな声を出せるようになると、歌える音域も自然と広がりやすくなります。
そのために必要なのは、全身のリラックスと呼吸法です。
一見すると、体は音に直接関係ないように感じるかもしれませんが、筋肉が緩んでいることや体幹がしっかりしていることは、かなり重要です。
実際に声を出す前には、まずストレッチをして全身の筋肉を緩め、脚を肩幅ほど開いてまっすぐに立ちましょう。
唇をぶるぶる震わせるリップロールや、「ルルルル」と巻き舌で声を出すタングトリルという訓練を行って、口や声帯周りの筋肉を柔らかくすることもおすすめです。
最初は無理なく出せる低めの声で練習して、それから少しずつキーを上げて歌う練習をすると、喉を傷めにくくなります。
できるだけ同じ音量で歌えるように、息の吐き方をコントロールしましょう。
ボイトレができるおすすめYouTube動画
しらスタ(歌唱力向上委員会)
いくちゃんねる
connect(ボイトレチャンネル)
スマホアプリでもボイトレができる?おすすめのアプリは?
ボイトレ系のyoutubeを見ながら練習するのも良いですが、最近では専用のスマホアプリも充実しています。
ここでは、おすすめのボイトレアプリをいくつか紹介します。
n-Track・チューナー
無料で使えるチューナーアプリです。
バイオリンなど楽器のチューニングにも使えますが、自分が出した声の周波数なども分かるので、正しい音程の練習にも活用できます。
ボイストレーニング-歌うことを学ぶ
無料でも使用できますが、課金システムもあります。
歌を教えるプロの先生と一緒に製作したアプリで、初心者向けの声を鍛えるゲームやピッチチャレンジ、一連のレベルに沿った声域の訓練など、多彩なモードがあるのが特徴です。
基本的に英語ですが、慣れれば使いこなせるでしょう。
ハモってね-純正律で絶対音感・相対音感を身につける
ハモリの練習に使える無料アプリで、課金システムもあります。
完全五度や長三度などの基本の和音と真似して同じ音を作るというもので、ゲーム感覚で取り組めるのが魅力です。
歌に大切な「相対音感」を鍛える練習にもなります。
本気でデビューしたいならプロのレッスンがおすすめ!
やる気があれば、ボイトレアプリや動画を活用して一人で練習することも十分できます。
しかし、中々モチベーションが保てなかったり、自分の練習方法が本当に正しいのか分かりにくいのが独学の難しいところです。
近年はアイドルの歌のクオリティがどんどん上がってきているので、本気でデビューを目指すなら、プロからレッスンを付けてもらうと間違いないでしょう。
まとめ
日々正しいトレーニングを積むことで歌は上達しますし、自信にもつながります。
早速今日から、ボイトレを始めてみることをおすすめします。