アラサー、アラフォーアイドルの年齢制限

アイドルになりたいと思っていても、「若い子しかなれないのでは?」「いつまで活躍できるのか?」など、年齢制限については気になる部分ですよね。

そこで、アイドルの年齢制限について紹介します。

アイドルになれる年齢はいくつまで?

「アイドル」と聞いて一般人がイメージするのは、やはりはじけそうな魅力を持った若い子たちだと思います。

それは業界においても同じで、大抵のアイドルオーディションの募集要項には「25歳まで」などと書いてあります。

これは、オーディションの主催者が、どんなアイドルを売り出したいのかによって変わります。

若くて元気な美少女グループを作りたい場合もありますし、キレのあるパフォーマンスをする実力派グループを作りたい場合もあるでしょう。

しかし、デビュー前後に厳しいレッスンや芸能活動が待っていることから、体力も気力も充実した10代くらいの子たちをしっかり育て上げたい、と考える芸能事務所も少なくないのです。

事務所にとってタレントは仲間であると同時に商品ですので、少しでも将来性のある人材を欲しがるのは当然かもしれません。

そうした背景から、オーディションに年齢制限が設けられたり、10代の若い子の方が合格しやすかったりするのです。

アイドルオーディションは年齢制限にも注意!

今からアイドルを目指す場合は、応募するオーディションの募集要項をきちんと確認しましょう。

各オーディションには必ず年齢制限が設けられているので、それを知らずに書類を送っても結局無駄になってしまうでしょう。

主催者側が作りたいグループのイメージに合った人が選ばれます。

若くて可愛い系グループのオーディションであれば、それに合った10代の若い子が断然有利になります。

もし募集要項の条件から外れていても、それを上回るくらいの魅力が本人にあれば、例外として採用される可能性ももちろんゼロではありません。

しかし、望みは低いと考えておく方がいいでしょう。

アラサー、アラフォーアイドルは受け入れられる?

近頃では、アラフォーアイドルのプロデュースが話題になっています。

これまでほぼ若い子たちで占められていたアイドルのあり方を覆し、「何歳になっても輝いてみんなを元気付ける」というコンセプトは、多方面から共感を呼んでいるようです。

アラフォー、つまり40代前後の人たちがアイドルとして活動したり、アイドルを名乗ったりするのは、ひと昔前まではちょっと考えにくいことでした。

10代の頃からアイドルデビューして活躍してきた人でも、年齢を重ねるにつれてアイドルとしての活動に限界を感じ、第2の道を模索し始めます。

30代に差し掛かると、女優や俳優への転身を考える人や、本格的にボーカリストの道を究めようとする人、オリジナルの作品を開発販売する実業家になる人など、それぞれ様々な方向へと旅立っていくのが普通でした。

しかし最近では、あえて20代後半以上を中心としたアイドルグループ作りが、かなり増えています。

有名なアイドルプロデューサーも精力的な支援に乗り出すほどで、注目度が高くなっています。

近年では、多様な価値観が認められる時代になってきていますので、アイドルの多様化も進んでいるようです。

卒業を意識する年齢は?

10代の若さでデビューを果たした人も、いつかは卒業という形でアイドルを辞めていきます。

人にもよりますが、多くのアイドルが20歳に差し掛かる頃と25歳前後に卒業を意識するようです。

20歳というのは、アイドルだけでなく一般の人にとっても人生のターニングポイントです。

大人として自立し、人生計画を考える中で「このままアイドルを続けていていいのか?」と悩む年齢でもあります。

もちろん、そのままアイドルとして活動する人もいますが、歌手などに転身を図る人や、芸能界そのものを辞めて一般人に戻る人も多いです。

さらに20代で活動を頑張っていたアイドルも、25歳頃を目安に再び卒業を考え始めます。

アイドルグループから卒業して他の生き方を探る人や、芸能界に残って別の活動をする人もいるのです。

多くのアイドルが、自分が卒業する時に向けて演技力や歌唱力などを磨き、前もって将来のことを考えています。

高いパフォーマンスを維持できれば年齢は関係ない!

アイドルとして活動するのは若い方が有利かもしれませんが、それでも最近は初めからアラサーアイドルを募集する事務所も増えています。

そもそもアイドルという職業には、明確な定義や必要な資格などがありません。

本人やファンが認めればアイドルになれるので、近年はネット配信を中心に活動するアイドルも増えており、間口や活動の範囲は年々広くなっているのです。

アイドルとは、単に見た目が優れた人や歌とダンスが上手いだけの人ではないはずです。

ファンを楽しませ、元気にさせるというのが仕事ですので、大事なのはパフォーマンスやサービス精神であり、年齢などは関係ないのかもしれません。

ただ、間口が広がった分競争は激しくなっており、住み分けのために戦略を練ることやブランディングを考えることが、より必要になっているのです。

まとめ

時代の移り変わりと共に、価値観も多様化してきています。

アイドルになれる年齢の幅は広がっているので、「自分はもう若くないから」とあきらめかけている人も、自分が輝ける舞台を探してみてはいかがでしょうか。